2005年08月21日

デルタチャペル。

三角三角各三角の
壁を重ねてチャペルをつくろ。
丸と四角と六角が
淋しい顔して見てるけど
たまに悪戯するけれど
三角だけでチャペルをつくろ。
何にも見えない夜中のうちに
誰にも見えない夜明けの前に
三角三角各三角の
屋根をつないでチャペルをつくろ。

ねぇ、いいでしょ?

posted by ともひろ at 19:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 斜面的童話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月01日

スイッチ。

「必要な時はどうぞ入にして下さい。
必要な時はどうぞ入にして下さい。
不要な時はどうぞ切にして下さい。
笑って欲しい時は笑を押してください。
泣いて欲しい時はどうぞ気軽に涙を押して下さい。
唄って欲しい時は軽くおでこを押して下さい。」


...
ねぇねぇ彼誰?!
 
 あぁ...ロボ。

えっ...そうなの?

 ロボだろ、多分...。

そっかぁ。ロボかぁ。
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2005年07月23日

逢輪空輪。

透明なのに七色の逢輪空輪綺麗だな。でもさぁ、ふっと吹いたら現われてフッと吹かれて消えてしまう。大きな逢輪泡小さな空輪泡本当にいたのかマボロシだったか。現われて消え現われて消え。それでも逢輪空輪逢いたくて暗くなっても吹いてたんだぁ僕。

posted by ともひろ at 10:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 斜面的童話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月20日

待合所より。

赤星ワッペンの老人が僕に言うんだ、
「お若いの、誰をまってるんだね?」

*「誰も待っちゃいませんよ。」

コバルトマナコの子供が僕に言うんだ、
「お兄ちゃん、誰を待ってるの?」

*「誰も待っちゃいないんだよ。」

1時間...
2時間...
3時間...
2日...
1週間...
小さな小さな光虫が言うんだ、
「ねぇ、あんたいったい誰を待ってるんだい?」

*「もうすぐ来るさ」
急に不安になった、いったい誰が来るんだろう?誰が僕なんか探すだろう?誰も来ないんじゃないか?ねぇ、誰も来ないんじゃないか?
*「もうすぐ...」

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2005年07月16日

衣類その他の役割。

ズボンと上着とシャツとパンツと靴と靴下首輪も腕輪もカバンも財布も全部全部...。全部脱いだらさぁ、無色透明だったぁ。影もないや。
posted by ともひろ at 22:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 斜面的童話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月14日

蛍。

キレイナミズベニイキル虫、
ヤミヨニチイサクヒカル虫、
アノコガソレヲ手ニトッテ、
ユビノスキマカラ覗クカラ、
ボクハソノコノ手ヲトッテ、
スキマノスキマヲ覗イタラ、
ヤミヨニチイサクヒカル虫、
光ッテ消エテ光ッテ消エテ、
コノコノチイサナ手ノ中デ、
キレイナミズベニイキル虫。
posted by ともひろ at 09:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 斜面的童話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年05月18日

皮のカバン。

ねぇねぇ母さん、僕のカバン知らないですか?
ねぇねぇ父さん、僕のカバン見ませんでしたか?
ねぇねぇ姉さん、大切なもの沢山入ってたの、色鉛筆も飴玉も赤手拭も水色眼鏡もネコバッヂも...。見つからない。
見つからない...
ねぇねぇ兄さん、僕のカバン...。
黒い椅子に掛けといたんだぁ僕の部屋の黒い椅子。
見つからない...
見つからないな...
作れるかなぁ新しいの...。
posted by ともひろ at 08:19| Comment(3) | TrackBack(0) | 斜面的童話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年04月26日

乾電池感。

自分の事は自分が良く解ってるんだ。ねぇ、だからお願い...君...僕をここから外さないで。もう少しだけ...。今外されたら僕...。
posted by ともひろ at 00:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 斜面的童話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年04月04日

診断結果。

*あの、ずっとまぶたが重くて...。

「あんた、風邪だね」

*あの、それに、たまに耳鳴りが...。

「あんた、風邪だよ風邪」

*あの、それにそれに、寒気でこんなに鳥肌が...。

「あれ...あんた...



...あんた鳥だねぇ」

*えっ...鳥......ですか...

「ああ、鳥だ。」
posted by ともひろ at 22:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 斜面的童話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年03月27日

彼の玩具箱。

<彼>「ねぇ君。大きなさぁ...とても大きな玩具箱。作りたいんだ僕。そしたらさあ、真っ赤なスーパカーだって強力な水鉄砲だってあの娘がすきな空色ウサギだって何だって入れられるだろ?それでさぁ、いつもいつもみんなここにいて、遊んで、僕と話てくれるだろ...。
ねぇ君。」
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2005年03月03日

飛べ!ヒキガエル!

それでも僕等が飛ぶ訳はそこに水があるからなんでしょ?雨降るたびに沢山の仲間が死んでいく...。勿論知らな訳などあるはずもないし、現に平べったく乾ききった路上の同志を何匹と無く見てきたんだ...。けど飛ばずにはいられない...。これでも僕、ヒキガエルなんだものねぇ。
posted by ともひろ at 02:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 斜面的童話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年11月28日

やまびこさん。

彼がおはよー!って叫んだら、おはよー!って帰って来る...。ありがとー!って叫んだら、ありがとー!って帰ってくる...。それがあんまり嬉しくて、試しに自分の名前を叫んでみたら一文字違いで帰ってきた...。もう一度はっきり叫んでみたけどやはり一文字違う...。「やまびこさん、僕が嫌いかい?」彼は聞くがやまびこさんは冷やかす様にそれを繰り返す...。何故ならやまびこさんは間違えない。間違っているのは彼のほうなのにねぇ...。
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2003年05月12日

キャラパン

昔小さな僕の部屋。僅か15の思惑は、今もぼやけっぱなしであるにしろ、アキラメダケハワルイミタイ。
昔小さな僕の庭。僅か数尺の往来。今も毎日毎日歩くけど、ケシキハスコシチガウミタイ。
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2003年04月13日

砂糖市。

浪人として命取りだと知りながら、これだけは心を離れようとせぬ。街道沿いの茶屋に見る『アレ』は私の心を離さない。だが勿論浪人として『アレ』を口にするなどモッテノホカ。ああ、棚から『アレ』が落ちて来ぬものか。
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2003年03月06日

天井裏から愛を込めて。

いつしか天井裏の住人は天井を降り、点検口から覗く人と共に暮らすようになったが立ち上がろうとはしなかった。部屋の中でも廊下でも、階段を登る時でさえ床をはいつくばって暮らした。気の毒に思った覗く人は天井裏へ帰した。その代わりに覗く人は天井に無数の穴を開けた。寝室にも玄関にも廊下にも。いつでも二人が出会える様に…。
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2003年03月05日

点検口から天井裏を覗く人と天井裏の住人の関係。

基本的には他人である。だが天井裏にて眼が合ってしまった事で何らかの関係が生まれる。始まりはぎこちない驚きに過ぎ次の瞬間にらみ合いとなるだろう。何故ならば知らず内に二人は同じ空間を共有していた事実を知るからだ。突然出会った二人はにらみ合いの果てに何を見るのか?…恋?
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2003年03月04日

キカイナブンケン。

ハツガマジカノユデタマゴ、テンサイモドキノショウガクセイ、ツクエノカドデタマゴヲワッタ。ワッタリズムデヒタイヲワッタ。ケンケツギライハウマレツキ。ワッタタマゴヲタベズニウメタ。ハズカシマナコノユデタマゴ。
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2002年11月22日

救助券。

これで私を助けて下さい。と言われたら私はあなたを助けなければなりません。キマリですから。この券が発売されてからどれだけの人が救われ、どれだけの人が不本意な救助作業をしただろう。でも皆必要としていたんだろうねぇ。このキマリをねぇ。
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2002年11月12日

腐乱酢。

甘酸っぱくて不思議な香り。ほろ酔い気分で素敵な気持ち。素面のアナタが歪んで見える。淀んだ空気も透明過ぎる。一人で飲んでて気付かなかった。黙って飲んでて気付けなかった。今夜ちょっぴり腐乱酢ムード。
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2002年11月11日

二十日中毒。

待ちきれ無いのはいつからか?近づけ無いのは誰のせい?あぁ、待ち遠しい。二十日中毒と診断されて早六年。理由何て無かったんだ。ただ二十日が来ると幸せでたまらない。何もしない。何も見ない。見なかった事にして過ごす。二十一日の耐えきれない虚しさは勿論知っているが問題ではないのだ。僕の幸せは僕だけ知っている。あぁ、二十日が待ち遠しい。
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